動物彫刻家はしもとみおが彫る「わさお」が完成!秋に銅像になる!

エンタメ

2021年5月2日の情熱大陸に出演された、動物彫刻家のはしもとみおさんは、今最も注目される若手彫刻家の一人です。

はしもとさんの作る動物たちは、ただの動物像ではなく、今にも動き出しそうな生き物の柔らかさも表現された愛らしい彫刻です。

今年秋にお披露目される、青森県鯵ケ沢町の人気犬「わさお」の銅像原型を制作することになました。

情熱大陸 動物彫刻家はしもとみお

動物彫刻家はしもとみおさんとは

はしもとみおさんは、クスノキを使い、動物たちがそこにいるようなリアルな彫刻を作る、今注目の若手動物彫刻家です。

はしもとみおさんのプロフィール

はしもと みお
生年月日:1980年生まれ
出身:兵庫県
学歴:象鯨美術学院、2005年東京造形大学美術学部彫刻専攻を卒業、2007年愛知県立芸術大学美術研究科彫刻専攻修了
職業:彫刻家
アトリエ:三重県いなべ市
家族:ご主人とみおさんと柴犬の月くん

兵庫県生まれのみおさんは、15歳の時に尼崎で阪神淡路大震災に被災しました。

飼っていた動物たちを一瞬で失くし、将来の夢だった獣医から「動物たちの生きた証を残す」動物彫刻家になることを決心したそうです。

3年浪人しても入りたかったという、東京造形大学美術学部彫刻専攻を2005年に卒業し、2007年には愛知県立芸術大学美術研究科彫刻専攻を卒業。

彫刻家として活動しながら、好きな道を究めるために大学に入る努力家なんですね!

みおさんは人の多い都会が苦手で静かなところで創作活動をしたかったそう。

学生時代に知り合った建築業のご主人と、現在は三重県いなべ市の山奥にアトリエを構え、動物たちの生きた証を残すことをライフワークに動物彫刻を作っているようです。

はしもとみおさんの目標は、『たくさんの動物たちと暮らし、気の合う仲間を集めて小さな学校を作ること』なのだそうです。

たくさんの動物の中には、ご自身の作る彫刻の動物たちもいるのでしょうね。

はしもとみおさんの活躍

はしもとみおさんは、毎年のように個展や数々の作品展に動物彫刻を出展しています。

あらゆる角度から観察して作られた動物たちは、息を吹き込まれたようにリアルで愛らしいものばかりです。

アトリエには世界各地から注文が舞い込む忙しい毎日のようです。

絵本も手掛けており、動物たちの表情が生き生きと描かれています。

美緒さんは、毎朝月くんをモデルにデッサンの早書きの練習をしているのだとか。

練習の甲斐あって、デッサンはあっという間にできちゃうみたいです。

みおさんは、ねこの島「福岡県の相島」に頻繁に通っているのだとか。

この島にいる約100匹の野良猫。

その猫たち全ての彫刻を作る事を考えているのだそうです。

なんと、島の猫のほとんどを識別できるそうで、ほぼ実物大の猫を彫っているようです。

カプセルトイ(ガチャポン)もあるんです。

作品の受賞歴もあります。

2004年、東京造形大学 卒業制作展 ZOKEI賞 受賞

2008年、タリーズピクチャーブックアワード 絵本 「神様のないた日」お客様賞 受賞

2014年、ベストデビュタント賞 受賞第35回新聞広告賞 新聞社企画部門受賞

はしもとみおさんは、いろいろな分野で活躍されていますね。

私は動物のガチャポンが大好きなので、今度じっくり探してみようと思います。

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はしもとみお、ブサかわ犬「わさお」を作る

2020年6月に天国に旅立った青森県鰺ケ沢町のブサかわの秋田犬「わさお」のブロンズ像が秋に、同町の「海の駅わんど」に設置されることになりました。

その「わさお」の像の原型をはしもとみおさんが担当し製作することになりました。

ブロンズ像は、数々のモニュメントを手掛ける黒谷美術株式会社(富山県)が担当するそうです。

はしもとみおさんの作風の「わさお」が誕生するということですね。

美緒さんの作る動物は、本当に生きているような動きのある愛らしい作品なので、とっても楽しみです。

ブサかわ犬「わさお」とは

元々は迷い犬で、鰺ヶ沢町にて焼きイカ店を営んでいた菊谷節子に保護され、当初は、ライオンのような毛並みから「レオ」と呼ばれていた。

2008年春に旅行記ブロガーメレ山メレ子のブログで、「わさお」と名付けられて紹介され話題になる。

Wikipediaより引用

テレビやネットでも取り上げられるようになり、写真集「わさお」や「世界遺産活動特別大使“犬”(ワンバサダー)」に任命されるたこともありました

10年以上にわたり、国内のみならず世界中の人々に親しまれ、わさおに会いに多くの人が鰺ケ沢町を訪れ癒されました。

2011年にはわさおの半生をモデルにし、わさおが主演した映画『わさお』も公開されました。

鰺ケ沢駅の観光駅長として不定期ながら、同駅利用客の出迎えをする姿は、テレビなどでご覧になった方も多いかと思います。

そんな人気者のわさおでしたが、2020年6月推定年齢13歳(人間年齢90代前半)でこの世を去りました。

その「わさお」の足跡を語り継ぎ思い出すために、銅像の制作を決めたそうです。

銅像のために、全国から533万円の寄付が集まったようです。

わさおくんは本当に多くの方に愛されていたんですね。

記念碑設置を計画する「わさおありがとう実行委員会」によると、ブロンズ像は等身大で、お座りしている様子をはしもとみおさんに依頼しました。

はしもとみお「わさお」の制作に取り組む

長毛の秋田犬を木彫りで作るのはとても難しいことなのだそうです。

「彫り込みながら、柔らかさや、わさおくんの“わさわさ”とした雰囲気を出すのは初めての挑戦。新しい方法を試しながら制作したい。」

制作時のインタビューより引用

生前のわさおに一目会いたかったと言っており、実際に目にしたものは、更にイメージが膨らむのでしょうね。

製作前には、必要な資料はたくさん残っているので、たくさんの方の思いを込めて形にしたいと語っていました。

ミニチュアサイズのはいろいろな表情があって、可愛い!

丸太から、彫刻していく作業って結構な肉体労働です。体力いりますよね。

そして、頭の中のイメージを頼りに直接チェンソーで削っていくんですね。ちょっと間違えただけで違うものになってしまう、繊細な作業です。

彫刻に「わさお」の気配を感じられるように何度も何度も確認しているのが印象的でした。

そして、試行錯誤の末に完成した「わさお」は、一緒に暮らしていた秋田犬「ちょめ」がおしりの臭いをかぐほど、リアルな「わさお」だったようです。

まとめ

動物彫刻家のはしもとみおさんに注目してみました。

制作活動をしながら、念願の美大に通い、彫刻の世界で活躍しているはしもとみおさんは、本当に才能にあふれた芸術家だなと思います。

カプセルトイのような小さな作品から、クマのような大きな作品まで、ただの像ではなく、本当に森の中にいそうな動物たちがはしもとみおさんの作品の魅力です。

「わさお」の銅像はみおさんの原型をもとに作られるので、どんな「わさお」ができるのかワクワクしますね。

今回放送の情熱大陸では、はしもとみおさんの魅力を余すことなく伝えていると思います。

これからの活躍が、ますます楽しみです。

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