漢字の日の由来・『今年の漢字』発表と関係は?どうやって選ぶの?

気になるコト

毎年年の瀬が近づくと、「今年の漢字」が発表になりますよね。
ちなみに、2021年の今年の漢字は「金」でした。

今年が「金」とは何だかピンとこないなと思い調べていると、漢字の日という言葉が出てきました。

漢字の日ってあるの?あるならいつなんだろう?由来は何だろうと気になったので、調べてみました。

漢字の日はある?いつ?今年の漢字との関係は?

毎年12月に「今年の漢字」が発表になりますが、そういえば日にちや時間が決まっていて、近づくと話題になりテレビでも予想しだしますよね。

今年の漢字とは?など調べていると、「漢字の日」というワードが出てきます。関係あるのかなと気になり調べてみました。

漢字の日はある?いつ?

日本では、ほぼ毎日ある「○○の日」という記念日。これらは一般社団法人・日本記念日協会が認定したものだそうです。

同じ日にいくつもの「○○の日」があることも多いようです。

例えば、12月25日はクリスマスですが、他にも「昭和」改元の日、スケートの日、未来を担う水素電池の日、プリンの日、蕪村忌、天神の縁日

「記念日の由来」や「目的」「イベント予定」などを明記した申請書を同協会に提出すると、審査基準をもとに協議。審査に通過すると、協会に認定されるようです。

企業でも個人でも、お金がかかりますが申請できるようです。

「漢字の日」というのは、日本語や漢字の啓もう活動や研究、日本漢字能力検定(漢検)などを行っている(公財)日本漢字能力検定協会が1955年に定めました。

漢検はご存じの方も多いですよね。私も4級まで挑戦して玉砕しました。

漢字の日の由来は?

漢字への関心・理解を深めると同時に、日本文化への認識を深める日として制定。毎年、全国公募によりその年の世相を表す漢字一字を発表することで、一年を振り返りながら、漢字に込められた奥深い意義を認識する機会を創出します。
日本漢字能力検定協会HPより引用

(公財)日本漢字能力検定協会が、『毎年「いい字」を少なくとも「一字」は覚えてほしい』という願いを込めて制定しました。

1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)【いい字一字】の語呂合わせからくるそうです。

学校で習う以外、漢字ってなかなか学ぶ機会がないです。新聞や本を読んでいて知らない漢字に出会うことも多いです。漢検の勉強をして、知らない字の多いことに驚きました。

毎年一字と言わず、少しずつでも覚えていけたらいいなと思います。

漢字の日はいつ?

ということで、もうお分かりですね。

「漢字の日」は毎年12月12日に決まったようです。

ちなみに、12月12日は他にもダースの日、明太子の日、豆腐の日、育児の日、パンの日、わんにゃんの日などたくさん記念日がありました。

今年の漢字との関係は?

「今年の漢字」は、日本漢字検定協会が漢字の素晴らしさや奥深い意義を伝えるために1995年に始まり、今年で26回目となりました。

いつも何となく見ていましたが、「今年の漢字」はかなり世の中的には浸透しているのだなと改めて気づきました。

そして、漢字の日に「今年の漢字」が発表になるということで、関係あるのです。

ちなみに、今年の発表は12月13日でした。12日が土曜日や日曜日だと変更になることがあるようです。毎年お昼過ぎに京都の清水寺で発表されています。

一年の出来事を清めるとともに新年が明るい年になることを願い、清水寺にて奉納の儀式を行っています。
=日本漢字能力検定協会HPより引用=

11月になると全国から募集が始まり、最も応募数の多い漢字を「漢字の日」にちなんで発表します。

一年を振り返りながら、漢字に込められた奥深い意義を認識する機会を創出しようというもの。

その年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」。一年を一言でいうのも難しいのに一文字で表すって、かなり難しく思いますが世間の皆さんは、結構的確に選んでいて感心します。

今年の漢字は何?

昨年から続く不安な世の中を漢字で表すと、暗いものになってしまいそうですが、世の中は、きちんと動きを感じているんだなと思いました。

「今年の漢字」は、1995年から漢字の素晴らしさや奥深い意義を伝えるための啓発活動の一環として始まりました。毎年年末に一年の世相を表す漢字一字を全国から募集しています。そして、最も応募数の多い漢字を12月12日(いい字一字)の「漢字の日」にちなんで、京都・清水寺で森清範貫主の揮毫により発表しています。そして、一年の出来事を清めるとともに新年が明るい年になることを願い、清水寺にて奉納の儀式を行っています。
一年を振り返り選ばれた漢字一字からは、さまざまな出来事を回想することができます。
「今年の漢字」は、年末の風物詩の一つとして人々に愛される行事となっています。

今年の漢字は「金」でした。
一番応募件数の多かった漢字が「金」となりました。

東京オリンピックがもう遠い昔のような感じがしていましたが、明るいニュースはオリンピックが無事開催されたことでしたね。

開催国として選手の皆さんが立派に戦い、たくさんの金メダルを受賞したのは今年の一文字に値しますね。

他にも、各界の方たちが打ち立てた金字塔の「金」、給付金や支援金、お金にまつわる話題の「金」なども含まれているようです。

明るい漢字で良かったな、来年が輝かしい年になるといいなと思いました。

実は、過去にも何度か「金」が選ばれており、どれもオリンピックの年だそうです。
うれしい思い出は、心に残りますね。

おわりに

「漢字の日」を調べるというきっかけで、日ごろ何気なく過ごしている毎日が、誰かの記念日であり自分の記念日にもなるんだなと感じました。

「今年の漢字」も毎年のイベントとなり、その時々の世相を表してくれて振り返ることのできる、年に一度の欠かせない行事となっているようです。

日本人にとって、漢字は気持ちを現す大切なもの。何度も廃止論が出ても残っている日本の大切な文化です。

字を書くことが減ってきていますが、時にはしっかり噛みしめたいなと思いました。

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