「雪の妖精」の愛称で親しまれる野鳥のシマエナガ。
以前から、愛鳥家の間ではその可愛いらしさで人気でした。
動物写真家の小原玲さんが出版した「シマエナガちゃん」が大ヒットし、
最近はSNSでも注目を集めています。
ふわっふわでホントに可愛くて癒されます。
大福のように丸っこくて、目とくちばしがちょこんとついていて、ぬいぐるみのようでとっても愛らしいです。
私の住む札幌でもよくみられるようですが、まだ見つけたことはないんです。
自分で見つけて写真に撮るためにも、シマエナガについていろいろ知って、出会えそうなところを探してみました。
シマエナガってどんな鳥
シマエナガは、柄が長いところから名付けられたエナガの中の一種で、北海道のみに生息する小さな野鳥です。
シマエナガの『シマ』は島のことで北海道を指すそうです。
とにかく寒くて樹々の多い地域を好んでいます。
体長は尾羽を入れて14cmほど。体はスズメよりも一回り位小さい7cm前後かな。
体重は10gもありません。見た目のほとんどはフワフワ真っ白の羽毛なのです。
例えでいうと、うまい棒1本が10g、1円玉で10枚程度かな。軽っつ!
丸いフォルムと白い見た目で、空飛ぶ豆大福とも言われています。
飛んでいる姿も、なんとも可愛いいですよね。繊細な羽を広げてホバリングする姿も素敵です。
可愛いので手元に置きたいくらいですが、鳥獣保護法というのがあって、野生の鳥や動物は捕獲禁止なので、家で飼うことはできません。
見つけたときは、遠くから静かに眺めましょうね。
シマエナガがまん丸フワフワなのは冬だけ
フワフワで真っ白の羽毛で包まれたまん丸いフォルムに、ちょこんとのぞくつぶらな瞳が特徴的です。
首が毛に埋もれてしまって見当たらないですね。
丸と三角で描けてしまう、顔文字でいうと( ● ▲ ● )このまんまですね。
この、真ん丸くて真っ白なシマエナガに出会えるのは、実は冬だけなんです。
冬は、寒さをしのぐために羽毛をめいっぱい膨らましています。こんな可愛らしい鳥は他にはいないですよね。
幹につかまって樹液をついばむ姿もホント愛らしいですね。
こんな目で見つめられたら、もうメロメロです。
夏場は少しスリム
夏は、羽毛を膨らます必要が無いので、少し、首が出てきてスリムに見えます。
毛の色も真っ白ではなく茶色っぽくなります。
春夏は、つがいで子育てをすることも多く、忙しく活動しており、羽毛がボサボサでやつれていたりもします。
小さな鳥ゆえに天敵も多く、じっとしているというよりは常に動き回っているようです。
夏場は森の奥で仲間たちと群れてかたまって生息しているようです。
シマエナガは、樹液や小さい木の実、昆虫類、幼虫、アブラムシなどを好みます。
夏は餌になるものが豊富なので、森から出てこないのかもしれませんね。
シマエナガの鳴き声は?
鳴き声は「チッチッチー」「ジュルリジュルリ」「ピィーピィー」といった感じの鳴き声です。
鳥は、うれし楽しいときにさえずるらしいので、可愛らしい鳴き声が聞こえたら、静かに観察しましょうね。
シマエナガはどんなところにいるの
シマエナガは、冬場の特に1月〜2月がベストシーズンです。
春や夏などの暖かい時期は森の奥戻って生息しているようなので、遭遇しづらくなるようです。
樹々も生い茂っており見つけづらいですよね。
スリムになって真っ白じゃなくなると、他の鳥との見分けもつかなくなり余計に見つけづらくなります。
寒い冬にしか、丸い可愛い妖精には出会えないんですね。
シマエナガは北海道全域に生息
シマエナガは留鳥と言って、季節で移動する鳥ではないので通年で北海道の全域で出会えることが出来ます。
冬の極寒の時期に市内の公園や寺院、森などで目撃されることが多いです。餌を求めて街なかへ移動してくるようです。
バードウォッチングするなら冬がおすすめですね!
北海道の冬は思った以上に寒いので、防寒はしっかり、深い雪の中には入らないように気を付けて観察してくださいね。
札幌でシマエナガに出会えるのはどこ?
札幌だと、旭山記念公園や円山公園、滝野すずらん丘陵公園
、藻岩山など山の近くで目撃されています。
旭山記念公園は散策路もあり、じっくり観察するのにいいかもしれませんね。
ただ、近年はクマが出没することがあるので、クマ情報はしっかり確認してくださいね。
公園でも森林が多くあるようなところで目撃されることが多いです。
手稲区の前田森林公園で出会えたという方もいました。
シマエナガは警戒心が強いのですが、札幌市内で出会えるシマエナガは、わりと人馴れしていてすぐ飛び立ったりせず、自然な姿を見せてくれそう。
他にも、札幌市内の街路樹や大通公園でも出会えることがあるらしいですよ。街なかにもいるんですね。
冬の山や公園は雪で立ち入り禁止になる所もありますが、大通公園なら気軽に行けますね。
他にも中島公園や近代美術館、知事公館、植物園などでも出会えることがあると、たまたま見たテレビで言ってました。
ゆったりとした気持ちで、鳥のさえずりに耳を傾けていたら、「チッチュッチュー」「ジュルリジュルリ」と聞こえてくるかも!
出会えたらラッキーですね。
おまけですが、小樽の和菓子店「つくし牧田さん」のシマエナガも人気です。
◎小樽和菓子処「つくし牧田さん」のシマエナガ◎
💬💬1月20日はシマエナガの日💬💬
1年で一番寒いと言われている大寒の日は シマエナガがいちばんフッワフワになる『シマエナガの日』
今年こそは本物が見たいなっ!!
新作はつくし牧田本店で販売します。
1月23日 無印良品 札幌パルコ つながる市でも販売予定です💬 pic.twitter.com/XZh5kUK4JH
— 和菓子処 つくし牧田 (@tsukushimakita) January 19, 2022
つくし牧田さんのシマエナガ和三盆✨
(*´∀`*)
可愛すぎて…食べた✨
おいしい❤️#つくし牧田#シマエナガの和三盆#シマエナガ pic.twitter.com/BFZZ2b03fm— たま@キュンちゃん☆ (@tamayatama) January 11, 2021
和菓子処つくし牧田さんのHPより
毎年のバレンタインデーも「和菓子処 つくし牧田」のシマエナガの練り切りは人気のようです。
可愛い♡
今年も新作が登場しそうですね。
ところで、本物にはなかなか出会えないですが、とっておきのシマエナガに会えるところがあるらしいですよ。
京王プラザホテル札幌でシマエナガの癒しを
京王プラザホテル札幌が『プラザで“癒し”さがしませんか!』
というコンセプトで、シマエナガ尽くしを提供していますよ。
癒しの小動物
今回の“癒し”小動物は「シマエナガ」
シマエナガはエナガの亜種で、北海道に生息している鳥です。全長は約14センチですが、そのうち半分が尾を占めるためとても小さい野鳥です。「ジュリリ」「チーチーチー」と鳴くようです。その丸くて白い見た目から「雪の妖精」と呼ばれています。また、大寒の日である1月20日はシマエナガの日でもあります。そんないかわいいシマエナガのスイーツやオブジェ、氷の彫刻やコンセプトルームなどホテルの中に潜んでいますよ♪京王プラザホテル札幌㏋より引用
ホテル中にシマエナガが潜んでる?
◎シマエナガスイーツ
ロールケーキもピースケーキも、シマエナガがとっても可愛くできています。
作りやすい形ですものね。本物でなくても癒されます。
食べるのが、もったない!
京王プラザホテル札幌㏋より引用
◎シマエナガオブジェ
館内のあちこちにシマエナガが潜んでいるようです。
いろんな表情があって、どれもかわいい!
宿泊しなくても、シマエナガを見に行ってみたいですね。
◎シマエナガコンセプトルーム
京王プラザホテル札幌㏋より引用
癒されること間違いなし!素晴らしい!の一言ですね。
写真家やなぎさわ ごう氏の作品・写真集の「シマエナガ」ぴよ手帖氏のイラスト・雑貨の「シマエナガ」弊社デコレーターの村上によるシュガークラフトの「シマエナガ」この他、ぬいぐるみの大が1羽、小が10羽とたくさんのシマエナガで溢れるお部屋で、たっぷりと癒されて下さい。
京王プラザホテル札幌へのアクセス
所在地
京王プラザホテル札幌
北海道札幌市中央区北5条西7丁目2番地1
TEL 011-271-0111(代表)
交通
JR札幌駅からは徒歩5分
・地下鉄南北線 さっぽろ駅下車 徒歩7分
・地下鉄東豊線 さっぽろ駅下車 徒歩10分
札幌駅から近いので、宿泊・観光に便利です。
おわりに
シマエナガちゃん、あらためて調べてみると、本当に可愛くて癒されます。
シマエナガは北海道だけに生息している野鳥ということで、北海道に住んでいる方であれば、見るチャンスはありそうです。
山や自然が好きな方なら、どこかでもう出会っていたかもしれませんね。
道外の方は、シマエナガを見る為に、ぜひ一度、冬の北海道へ足を運んでみて欲しいです。
観光しながら、街なかや公園など身近なところで出会えるかもしれません。
今は、旅行はしづらいですが、京王プラザホテルに宿泊するのも、良い思い出になりそうですね!
真っ白なもこもこの状態で見れるのは雪の降る寒い季節だけですよ。
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