柄本佑の小・中学校・高校など子供の頃のエピソードとイケメンへの道

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俳優デビューしてから、次々と映画やドラマに出演し、存在感をあげている柄本佑さん。

最近ではイケメン論争まで起き、今やどんな役でもこなす楽しみな俳優さんです。

柄本佑さんのインタビューには、彼の魅力がいっぱい詰まっています。

自然体の飾らない姿で話すのが、いいんですよね。

インタビューや対談では意外とおしゃべりで、トークが上手で身体全体で楽しそうに話す姿が印象的です。

佑さんは、映画で共演した菅田将暉さんなど友人からは、「えもたす」と呼ばれています。私のお気に入りで、柄本佑さんにぴったりな気がします。

幾つかのインタビューの中から、柄本佑さん(えもたす)の魅力をお届けしようと思います。

中学、高校時代の柄本佑

父親が柄本明さん、母親が角替和枝さんという身近に役者さんがいる家庭で育ち、家では両親がするのは映画や演技の話ばかりだったそう。

小学生の頃から、家族で映画をよく見ていたため、その頃は映画監督に憧れていました。

実は、家では何も話さない父、柄本明さんとの会話のために、一緒に映画を見始めたようです。

お姉さんと俳優で弟の柄本時生さんの3人兄弟の真ん中ですが、コミュニケーションをとるのが苦手な子供だったみたいですね。

佑さんは、東京都町田市にある和光学園中学高等学校という共学の私立校に通っていました。

柄本佑、時生との兄弟エピソードと安藤サクラ

モテなかった中学時代の柄本佑

通っていた中学校には、制服がなかったので私服で通学していた佑さん。

当時カッコいいと思っていたのが、殿山泰司さんという当時名脇役の俳優さんの恰好。真似をして白いTシャツにGパン、キャップに下駄というスタイルで中学校に通っていたとか。

中学生のスタイルではないですよね。映画の影響をかなり受けていますね。

今でも、このスタイルはカッコイイと思っているようですが、、、。

この服装のせいか、中学3年間まったくモテなかったので、高校デビューを楽しみにしていたそうです。

失敗に終わった高校デビュー

夢見ていた高校デビューは失敗に終わったそうです。

「ダンスやったら、モテたりするかな」と思って高校デビュー目的でストリートダンスを始めたそう。

それも、結局はうまくいかず、

ダンスの後のメンバーとのハグとかハイタッチとかのノリが合わなかったようです。「自分は無理してるよなぁ…」と思って、ダンスは辞めてしまいました。

更に「バスケやろうよ。佑は背が高いんだし。」と誘ってくれた友人がいて。「身長を生かして高校デビューするのもいいな」と思って始めたバスケ。

そこでもデビューは失敗。バスケ部に入ってもすぐには年上の人とうまく接することができなかった。

部活では、先輩に対等に話しかけていい決まりでも、先輩に向かって「◯◯くん、パス!」と言えなかったそう。パスが欲しくても声をあげれなかったようです。

すでに、映画の現場という大人の中で仕事をしていたので、ため口のような話し方はできなかったのですね。

背が高いというだけで入ったバスケも、初めてで馴染まず、半年でやめたそうです。

そのあとも、卓球部に入ったようですが負けてばかりだったとか。

こうして、佑さんの高校デビューは失敗に終わったようです。

ただ、14歳から入った映画の世界に魅せられて、のめりこんでいったんですね。

仕事を始めてからは、
「自分でいろいろと本を買えるようになったので、新宿の紀伊国屋本店に通っていました。

あそこにある映画本コーナーが、僕のパワースポットだったので(笑)。そこで漁った映画の本を、紀伊国屋裏にある老舗のジャズ喫茶DUGで読む、みたいな高校生でした。」

と語っています。

青春真っ盛りの、高校生のノリはないですね。

高校デビューはあきらめて、映画の世界へ突き進んだようですね。

高校時代の後半は、等身大の役でテレビやドラマに次々と出演していました。

映画監督が、夢だった佑さんは、その後、早稲田大学芸術学校という専門学校に通います。

早稲田大学芸術学校では映画製作を学ぶ

早稲田大学芸術学校では、空間映像科というのがあって、映画製作を学びました。(現在は廃止)

高度なカリキュラムで学べる学校で芸能界や音楽関係の著名人も多いそうです。

14歳頃からたくさんの脚本を書き溜めている佑さんは、短編の自主映画の制作にも取り組んでいました。

このころは、「世界の中心で愛を叫ぶ」「WATER BOYS」に出演していますね。

映画とは「一番身近にあって、一番憧れているもの」

「小さいころから映画を観て育ってきているので、ずっと憧れ続けているのが映画。映画の現場に行けるっていうだけでもう嬉しい」

“一番身近にあって、一番憧れているもの”と話しています。

やはり、両親が俳優さんで、小さいときから当たり前に触れていたものなので、大切なものになっているんですね。

映画は映画館で

映画に対する憧れがあったから、映画を観ることが、すごく好き。

「やっぱり映画館なんですよ。見えてくる情報量も違うし、環境も違う。僕にとって映画は、生活空間の中で観るものではないんです。」

そして、“映画は映画館で観るようにできているんだな”って思ってからは”映画館で観ること”にこだわっているといいます。

「映画館って、色っぽい空間なんです。映画だけでなく、映画館やそこに集まる人にも魅了されている」と。

「他人同士が一つの場所にあつまって一つの人生を垣間見る。その怪しさみたいなものが映画の魅力なのかなと思うんです。」とも。

映画と、観客トータルして一つの作品として味わうんですね。

なので、家では役作りの資料的に観る程度だそう。

忙しくなると、映画館でゆっくり観るのは大変でしょうね。

「『美しい夏キリシマ』で役者の仕事を始めてからは、
さらに観るようになりました。高校生なのでお金があるわけじゃないから、映画館に行くなら名画座が中心でした。1,000円で2本観られますからね。池袋の文芸坐にはよく行ったなぁ。」と思い出を語ります。

上映と上映の合間には、映画評論家の蓮實重彦さんや山田宏一さんの本を読んでいたと。

昔は二本立てが主流でしたよね。

数多くの映画を見て映画の基準を作る

収入を得てからは、数えきれないくらいの映画を見ているようですね。

インタビューでは、

”いろんな映画を雑食に観るのは、そういう映画との出会いを期待しているからです。ただ、それに出会うには、やっぱりたくさんの本数を観ないといけない。“量のない質”はありえない。僕は中高生時代「とにかく片っ端から観て、本数だけは稼ごう」という考え方でした。量を観ることは、何がおもしろくて何がつまらないかという基準を自分の中につくることにつながりますから。

何でもそうですが、数こなすことで見えてくるものがありますよね。感覚が研ぎ澄まされるということなのかな。

映画監督目線でもありますね。

役の引き出しもたくさんできますね。

柄本佑の魅力は、こういう引き出しから自然に出てくるものなのでしょうね。

NHK「あさが来た」では衝撃の役も

2015年の連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)で、あさの姉・はつ(宮﨑あおい)の夫・惣兵衛役は衝撃でした。

母親の言いなりの冷血漢、あだ名は「白蛇」。登場時は気持ち悪い!と怪演が話題になりました。独特の演技で観る人を惹きつけました。

そんな役どころなのに、放送を重ねるごとに惣兵衛ファンが増えていったそうです。

「陰湿キャラだったのに、ふとしたときに優しさが垣間見えて、目が離せません」というコメントも。

つかみどころのない惣兵衛を演じる表現力が話題になりました。

演じる役柄が幅広くなる中、内に秘めた狂気を思い切り痛快に表現して見せました。

難しかったのは、「正座しながら貧乏ゆすりをする」演技だったそうです。母親に押さえつけられ爆発寸前の気持ちを表す場面だったでしょうか。惣兵衛の心情は十分伝わったのでは。

どんどん、役の引き出しが開けられていきますね。

イケメン尾高さんはこうして作られた

佑さんは、言葉で表さなくても”すべてわかっているよ”みたいな演技が自然にできるのがいいですね。

尾高さんがSNSで話題になったときは、

小さいときから知っている友達のお母さんに「小さいときから知ってる たっくんのキスシーンとか どうやって観ていいか分からないから、私は観られないよ。ごめんね」って言われたそう。

『知らなくていいコト』では「尾高をより高みに連れていけるよう頑張らないと」という強い気持ちで臨んだようです。

”台本を読んでかっこいい役だったので「これは本当に俺にきた役なのか?大丈夫か?」って思いました(笑)”と話す。

監督やヘアメイクさんに「できる限りは頑張る。男前なハートも持つし、男前の気持ちでいる。でも、ベースこれ(顔)だから皆でイケメン作ろうね!」とか「キスシーンとか仕草(頭ポンポン)とか努力して考えて頑張る。あとは撮影の角度とか、照明さん、メイクさんの力によって“総合芸術”としてイケメンを作り出そう!」と言って創りあげたようです。

変わった役は、想像で創り出せても、「イケメン」は難しかったのでしょうか。

182センチと身長も高く、寡黙な表情が自然で、声もいい、ですよね。イケメン要素はたっぷりですから、本人さえその気になればどんどんカッコよくなりますよね。

柄本佑のインタビューまとめ

これまでに、数々のインタビューやトーク番組で、自分のこと周りの人たちのことを語っています。

柄本佑さんが育ってきた道をインタビューで辿ってみました。

演技派柄本佑が出来上がった、映画に対する思い、作品への向き合い方など、ますます興味がわきました。

佑さんのトークには人間味があり好感が持てますよね。飾らない人柄を感をかんじます。

そんなことまで言っていいの?というような身内の話や、ちょっとした内輪の話を面白く、あけすけに話す佑さんは、正直な人だなと思います。

これからも、目が離せない楽しみな俳優さんです。

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