ショコラティエマサールのフルヤウインターキャラメルは冬限定!

グルメ

1931年(昭和6年)に発売され、道内で人気商品だった「フルヤ ウインターキャラメル」が、令和3年3月復活することに。

84年に製造会社が倒産して以降、創業者の孫の古谷勝さんらが一時販売を再開したが、現在は製造中止となっていました。

今回復活に挑むのは、

チョコレート専門店「ショコラティエマサール」(札幌)を経営する、創業者のひ孫の古谷健さん。

「フルヤの味を形に残したい」と話していました。

ショコラティエマサールのウインターキャラメルはいつどこで販売?価格、お取り寄せは?

残っている当時のレシピを頼りに、新たな原料探しや原料を入れるタイミングを試行錯誤し、試作から約1年かけて完成。

ミルクとバターをふんだんに使い、煮詰める時間を短くして冬でも硬くならないくちどけに仕上げた。

同社担当者は「昔の味を覚えている人にも、若い人にも楽しんでもらいたい」としている。

北海道新聞より引用

一年かけて、ついに完成したのですね。

フルヤのウインターキャラメルを初めて食べたときは、ふにゃーと溶けていく柔らかさに感動しました。

普通のキャラメルは角があって硬くて、少し苦手でした。

バニラ風味の、今までにない口どけは子供にはとっても贅沢な味わいだったのを覚えています。

歯にくっつかないキャラメルでした。

その味と柔らかさが再現されたのですね!

今期は3月限定ですが、楽しみ、できましたー。

今は生キャラメルなる、柔らかいキャラメルもたくさんありますが、若い方にも食べてみて欲しいですね。

当時は、スキーヤーが描かれた斬新なデザインでした。お父様の復刻盤でも再現されていました。

令和のウインターキャラメルはお洒落なパッケージになっています。楽しみです。

ショコラティエマサール㏋より引用

3/25追記:先日ついにウインターキャラメルをゲットしました。

さっそく、当時の味を知る姉と夫と食べました。

夫曰く、もっと喉にグッとくる甘さだった、思ったより硬いちょっと違うなと辛口。

私も、味は似ている気がするけど柔らかさが違うかなと思いました。

食べたのはもう30年くらい前なので、記憶はあいまいなのかな。

皆さんも、ぜひ食べてみてくださいね。次の発売は秋ですよ。

ウインターキャラメルの販売店

◎ショコラティエ マサール 本店

札幌市中央区南11条西18丁目1-30
TEL.011-551-7001
営業時間:AM10:00~PM7:00
定休日:毎週火曜

◎ショコラティエ マサール 札幌三越店

札幌市中央区南1条西3丁目8 札幌三越本館 B2F
TEL.011-222-8264(直通)
営業時間:AM10:00~PM7:30
定休日:三越札幌店の休業日に順ずる

◎ショコラティエマサール パセオ店

札幌市北区北6条西2丁目 パセオ WEST1F
TEL.011-213-5610
営業時間:AM10:00~PM9:00

ショコラティエマサールHP

ウインターキャラメルの販売期間と価格

2021年3月だけの1ヵ月間、期間限定でのテスト販売。

1箱10粒入  864円(税込)

一人3箱までの限定販売。予約はできない。

冬季限定商品なので、今年はもう1カ月しか製造しないのですね。そこは、変えられないのですね。

2021年冬からは、ショコラティエ マサール各店やオンラインショップなどで冬季限定で販売となっています。

ウインターキャラメルのお取り寄せは

今回は3月のみ店頭で販売し、2021年11月頃からは冬季限定でオンラインショップで販売予定とのこと。

フルヤのウインターキャラメルとは

ウインターキャラメルは、製造会社の古谷製菓が1931年(昭和6年)に冬季限定で販売しました。

気温の低い冬でも硬くならない柔らかさから、多くの人に親しまれました。

当時、キャラメルはちょっと贅沢なおやつ。

ウインターキャラメルはウインタースポーツが盛んな北海道ではスキーやスケートの時の栄養補給にも最適だったようです。

古谷製菓が倒産し、後に商標を買い取った他社が販売継続しましたが、その後休止に。

ウインターキャラメルの製造は、中止となりました。

ウインターキャラメル復刻への道

2010年に健さんの父の勝さんが「味を残したい」と冬季限定で発売した復刻版を期間限定で発売。

2019年、健さんは「父が販売再開にこだわったフルヤの味を何とか形にしたい」と販売再開を決意。製造を委託できる工場探しが難航し、自社製造することにしたようです。

チョコ専門店の自社で製造するため、キャラメルを切断できる機械を導入してでも、復活させたかったのですね

当時のレシピは残っているが、今は使えない原料もあり、新たな素材探しをしたり、

かつての味の再現に向け、当時の従業員の力も借りたようです。

健さんは「父も復刻版を出す時は試行錯誤していた。

フルヤの味を再現するだけでなく、チョコ専門店らしさを出した新たな味も提供したい」と思いを語りました。

古谷製菓の歴史

●1900年明治33年)- 滋賀県野洲町出身の古谷辰四郎(初代)が札幌区に古谷商店として創業。

●1925年(大正14年)- 「フルヤのミルクキャラメル」発売。

●1931年昭和6年)「ウィンターキャラメル」発売。

●1944年(昭和19年) 古谷産業株式会社を設立。

●1952年(昭和27年) 古谷製菓株式会社に商号変更。「チョコレートキャラメル」「ドロップ」発売。

●1955年(昭和30年)- 「ココアキャラメル」発売。

●1984年(昭和59年)5月1日 – 倒産。

●1988年(昭和63年)2月 – 創業者の孫にあたる古谷勝が札幌市中央区南11条西18丁目に「ショコラティエ マサール」を創業。

Wikipediaより引用

札幌市民に馴染み深い古谷製菓(株)は、明治33年、現在の長崎屋の隣り(中央区南1西1)にかねまる古谷商店の名前で乾物雑貨卸商として創業を始めています。
初代、古谷辰四郎は取扱い商品の中の澱粉(北海道産のじゃがいも)から飴をつくることを思いつき、大正5年から6年にかけて北海道大学に依頼、研究を重ねました。
同6年、現在地(東区北6東11)に製飴工場を建設し、「かねまるキャンデー」(苺とりんごの味)として販売されたのが始まりです。

大正14年には、キャラメル工場を建て生産を始め、昭和5年、初代社長がヨーロッパ旅行の折、キャラメル製造機械を購入しミルクキャラメルの製造が始まりました。
原料は、すべて北海道の特産品でつくられたのです。
澱粉からつくられた水飴に牛乳をたっぷり入れて加工し、甘くなんともいえぬ味ができたのです。
外箱のデザインは、スウェーデンの旗(紺地に黄色)にヒントを得たもので、当時ユニークなデザインとして味とともに好評を得るのに十分であったと聞いています。

この年には日浦武雄によってウインターキャラメルの生産も冬期間(12月~3月まで)のみ始められています。
ミルクキャラメルの原料にバターをたっぷり入れてつくられ、寒い冬山で食べても軟らかく、味も良くエネルギー補給にも適していて、スキーやスケートなど冬期間のスポーツには欠くことができないものでした。
外箱のデザインは、スイスのスキーヤーの一本ストックフォームに赤とグレーの配色が季節感を盛り上げ、年齢を問わずに好まれたのです。

札幌の食いまむかし・茜会編(1984年)

フルヤのウインターキャラメルのデザイン

ウインターキャラメルの最初のデザインは、横型の箱で横にウインターキャラメルの文字に、雪山でスキーヤーがジャンプしているインパクトのあるイラストが描かれていたのですね。

ウインターキャラメルは「冬でも固くならない」ところが売りで、まさに冬のキャラメルですね。

私が覚えているのは、こちらのパッケージです。

他のキャラメルとは違う特別感がありました。

今回は、こんな感じ!

ショコラティエマサールさんの!という感じですね。

フルヤウインターキャラメル復活まとめ

いつからか、見かけなくなっていたフルヤウインターキャラメル。

キャラメル自体食べることがなくなり、忘れかけていたウインターキャラメルですが、ニュースで復刻盤が発売されると知り、いろいろな思い出がよみがえってきました。

子供の頃から、大人になっても、それこそ冬にはスキー場へ向かう車の中で、食べていたウインターキャラメル。

何よりも、古谷さん家族にとっての長い歴史の、とても大切なウインターキャラメル。

それぞれの思いが詰まった復刻版ウインターキャラメルが、もうすぐ発売です。

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